岸本さん、今日は稼ぐためのレタッチみたいな話についてやっていこうかなと思ってて、初心者からするとレタッチって言葉は知ってるんですけど、「とりあえずなんかソフト使っていじれば簡単でしょ」と思ってるんですけど、ぶっちゃけどうなんですか?
うん、そうなんです。その通り。本当簡単なんですけど、で、その簡単なのにも関わらずややこしくなって、「明るい、暗い、柔らかい、硬い」とか、泥沼のように考えれば考えるほど「この写真とこの写真と、まだこれが出来上がったけどどれがいいの?」って迷子になるんですよ。
で、そんなことは一切しなくても、僕的にレタッチというのはもう3ステップ、良くて4ステップぐらいで済むかなと思うんです。
じゃあ、そのレタッチのところで使うアプリとか、おすすめっていうのを知りたくて、それとかちょっと色々聞きたいな。
あ、そうですね。カメラ触られてる方だったらご存知だと思うんですけど、Adobeの製品の「ライトルーム」ではなくて、「ブリッジ」。
ライトルームは知ってたんで、僕の知り合いとかもなんかライトルーム使ってたんですけど、ちょっとAdobeのブリッジってやつがあるってことですか?
はい、そうなんですよ。
ブリッジって多分認識されてないと思うんですけど、ライトルームの付属アプリみたいなものなので、ライトルームを使ってるともうブリッジが使える状態になってる、ということになります。
はいはい、オッケーです。じゃあ今日はちょっとそのブリッジって初めて聞いたので、初心者目線の質問になっちゃいますけど、ブリッジの使い方とか、それを使ったレタッチ手順について聞いていこうかなと思うので、本日はお願いいたします。
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早速じゃあAdobeブリッジを使ったレタッチの手順をちょっと聞いていこうかなと思っていくんですけど、どんぐらい簡単なんですか?
基準がライトルームになるんですけど、その使ってる時間、起動するまで、作業するまで、納品するまで、の速度で言うと、大体ライトルームの3倍から5倍ぐらい早いです。
早いっすね。
はい。もう処理速度っていうか、その作業効率の面で言うと、もう圧倒的にブリッジが早いです。
じゃあ大体もう本当に数分とかもっとですか?どんくらいの時間ですか?
えー、そうですね、カメラに入ってるSDカードのデータがあります。で、PCに差し込んでデータを見ます。
で、そのデータを見る、の前にまずライトルームであれば、ハードディスク、パソコンの中ですね、そこにデータを入れないといけないですが、その工程もまずブリッジにはいらない。SDカードの中だけでデータの操作ができる。
はいはい。
その時点で時間効率にして、3倍から5倍ぐらい速度が変わってくる。
すごい。なるほどですね。
はい。
そこがやっぱりライトルームとブリッジの差、みたいな感じですかね?
そうですね。起動してから触れるまで、データを生成して別のフォルダに作るまで、データ処理する、もう圧倒的に早い。
で、「なんで逆にライトルーム使ってんの?」って思ったりします。
なるほど。「なんかゆっくりするのが好きなのか」とか。
昔の考え方で言うと、「なんか残業したら仕事してるね」みたいな感じ。
いやいや、めちゃめちゃ例えおかしいっすよ(笑)。
もうそれぐらいですね。
じゃあもうブリッジって方がほとんど? ライトルームじゃなくてブリッジを使ってるんですね。
そうですね。
しいて言うなら、iPhoneの中にライトルームのアプリが入れられるんですけど、そのライトルームのアプリじゃなく、ブリッジのアプリがあれば、僕はもうそれを使います。
え、じゃあもうスマホはしょうがないからライトルームでサクッといじってみたいな感じにするけど、もうPCがあったらライトルームなんて「もうバイバイ知らず」って感じ。
そうですね。
使わない、もう中にも入れないです。インストールもしてない。それすら容量も邪魔ですもん。
なるほど、確かに。あ、重いですもんね。
はい、そうなんですよ。
じゃあそのブリッジを使えばすぐにできるし、中で操作できるし、操作も早い、ということになるってことですね。
ありがとうございます!
他になんかブリッジを見てる人で「初めて聞いた」「ライトルーム使ってるのに急にブリッジ?心配……」っていう人に向けて、このポイントがいいよとか「ここがオススメだよ」みたいな推しポイントってありますか?
まずそもそも、さっき言ったような「速度」。起動速度が違う。で、画面の切り替えもスムーズ。もっと言うと、中身の操作方法っていうのが、もうライトルームと一緒。
もうほぼ一緒。全く一緒ぐらいなので、ライトルームを使ってる方であれば、ブリッジ触ったらもうスムーズに使えます。
微妙に違うとかは?
ないです。逆に「ないところ探して欲しいぐらい」ですね(笑)。
いや、本当に! じゃあかなり扱いやすいというか。
そうなんですよ。
例えば、クライアントさんがいてて、僕が雇われの状態で、上司がいててパソコンの前で仕事してる……「仕事してるフリ」を延々としたいのであればライトルームやったらいいと思います。
ああ、なるほどね(笑)。
僕も速攻切り上げて、こんな作業っていうのも嫌いすぎるので、早々に切り上げたいから、作業効率のいいブリッジを使う。一方で、「仕事してるフリ」みたいな感じで、ゆっくりゆっくり時間かけて作業したいのであれば、遅いのが好きな人はライトルーム使ったらいいと思います。
もう、見てる人全員「今すぐブリッジに変えよう!」ってなりそうですね(笑)。
そうですね!
なんでそれ使ってんの?仕事ゆっくりするのが好きなんですかね? 自分の時間を浪費するのが好きとか? 僕、そういうの大嫌いなんで。
確かに。もう今話聞いてる限りだと、ほとんどライトルームいらないというか。
はい、そうですね。完全にブリッジ使ったらいいなって思ったんで。
ぜひ見てる人はちょっとブリッジの方、実際に見ていただければと思います。
じゃあ、さっきサンプルで撮ってきた喫茶店で撮影した画像があります。で、これをレタッチする簡単な方法っていうのが、まずアプリケーション説明しますね。
Adobeのブリッジの中に入っている「カメラロー」っていうアプリケーションです。Adobeの製品です。で、使い方自体はもうライトルーム、よく皆さん使ってるであろうライトルームとほとんど一緒。もう一緒って言ってもいいと思います。
その画面を今出してる状態で、右上に「編集のオート」ってあるのでオートします。もうこれで大体もう出来上がってて、暗いところが明るくなって、これが元の状態で、オートすると明るくなってますよね。
続きます。
これの「オートじゃない状態」と「オートにした状態」で、何が大きくスライダーで動いてるかって言ったら、大まかな部分で2つぐらいなんですよ。
細かいところはありますけど、これがど真ん中のセンター値で、それに対して右左にスライダーが動くんですけど、パッと動いた時に一番振れ幅の大きいやつって何か分かりますよね?簡単に。
ハイライトとシャドウなんですよ。
他はもう、露光、コントラスト、白レベル、黒レベルって、まあ多少動いてますけど、大きく動いてんのって「ハイライトを下げる」「シャドウを上げる」。もう極論、それだけでもいい感じなんですよ。
ハイライトを下げる、シャドウを上げるでしょ?って感じです。
これプラス、あと微調整でコントラストっていうのが多少動いてる。それがこのオートの状態。オートにして、もうほぼ出来上がってるって言ってもいいんですけど、ただ「シャドウを上げすぎる」と色がおかしくなってくるんですよ。
例えば、オレンジ色の部分とか、黒が黒でなくなってる。右下のこの黒いバックが黒じゃなくなってるじゃないですか。これは「色が壊れてる」って感じです。もうすごいノイズになってますよね。
だから、シャドウを上げすぎると黒い部分っていうのは、もうノイズがガサガサ、ギスギスになってくるので、そこまで上げなくていい。
もう簡単に言うたら、「オートでいい」というぐらいです。で、オートでやりすぎてる部分っていうのはシャドウが上がりすぎてるっていうことが多いので、逆にシャドウを暗くしたりとか、逆に少し上げ直すとか、そういうぐらいでオッケーです。
ということで、今回はね、実際に岸本さんに「ライトルームなんかではなく、おすすめのレタッチ方法としてブリッジを使うのが稼ぐためには最適だ」という話をしていただきました。
さらに、実際の操作方法についても解説していただきました。
今回ですね、岸本さんに特別にプレゼントを作ってもらっていて、LINEで「ブリッジ」と単語を打っていただいた方には、岸本さんが案件とかでよく使う操作方法をさらに詳しく解説した動画をプレゼントしようかなと思います。
より深いレタッチテクニックやコツを解説した内容になっているので、ぜひLINEの方を追加して「ブリッジ」と送っていただければと思います。
では最後に、岸本さんからブリッジを使う魅力をまとめていただければと思います。
クライアントさんって何が喜ぶかと言うと、「納品スピードが早い」ということが一番喜ばれます。撮影のクオリティなんて当然のこととして、それに加えて納品までのスピードが重要なんですよ。
使うアプリによって納品スピードは断然変わってくるので、ライトルームではなくブリッジを使った方がいいですよ。
ただ、「ゆっくりしてトロトロ仕事したい」というのであれば、ライトルームを使ってください(笑)。
ぜひ、という感じですね。
じゃあ本日はブリッジの使い方や、本当におすすめなレタッチ技術についてお話をしていただきました。本日はありがとうございました!
はい、ありがとうございました!
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