- カメラを副業にするときの心構え
- 副業カメラマンに向いている人の特徴
- 副業カメラマンで成功するための秘訣
どうもソウタです!
この記事を読んでいる人の中には
- 「副業したいんだけど正直どの副業が合っているか分からない」
- 「カメラを趣味にしているけど、カメラマンってどうなんだろう?」
と思っている方も多いと思います。
そんな方に向けて、カメラ歴35年の岸本さんに「副業カメラマンに向いている人」の特徴を教えていただこうかなと思います。
岸本さんよろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします。
撮影スキルよりコミュニケーション能力が大事
副業カメラマンの適性というのは、決して写真撮影が上手いというだけではなくて、全体的なスキルが必要です。
どちらかと言うと、カメラはセンスなどにフォーカスされがちかもしれませんが、実際のところ仕事の取り方や顧客の獲得方法、人とのコミュニケーションの方が大切です。
センスは慣れてくるものですが、自分の好みに頼ってしまうと、お客様のニーズに応えられなくなります。
プロカメラマンはあくまでお客様の要望に応えることが大事で、自分の個性ではなく、どれだけ多様なスタイルを吸収できるか、どれだけの引き出しを持っているかが重要です。
ここからは実際にプロカメラマン視点でどうやってカメラを身につけていくかや評価の上げ方などについてのお話を聞いていきたいと思います。
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副業カメラマンのおすすめ練習方法
大前提、副業カメラマンはセンスや写真スキルだけが重要ではないというお話をさせていただきました。
とはいえ、お仕事として案件を獲得していくためには、ある程度の写真スキルは必須となります。
ここからは、本業などで例えば時間がなかなか取れない人に向けて、副業として成功させるために必要なカメラの練習方法について解説します。
写真撮影の練習機会というのは、生活の中に溢れています。
例えば、毎日の食事の時間でも撮影練習は可能です。
もちろん、時間がある方が理想的ですが、時間がない人でも工夫次第で十分に可能なんですよ。
副業としてカメラスキルを高めていくには、本業中でもいかにカメラに時間割けるかが重要なんです。
とはいえ最初はいきなり本業中に時間を取ることは難しいかもしれないので、まずは、様々な写真を見てみることがおすすめです。
例えばPinterestで、自分の好きなテーマを検索しそれを再現してみると良いです。
食べ物が好きなのか、カフェに行ってお店の雰囲気が好きなのか、もしくは人物が好きなのか。
まず自分の「好き」というものに対して検索キーワードを入れてみる。
それでその写真を見て、自分自身が「いい」と思ったものを再現しようとしてみる努力というのが、おすすめの練習方法ですね。
練習の機会として、身近な風景や物を撮影することも有効です。
例えば、デスクの上にあるペン立てやキーボードなどを主役にして、それをフレームに収めてみる練習ができます。
どれかを見えてる中での主人公にして真ん中に置いて、指や外枠の切り抜きなどを使ってその枠にはめ込んでみて、「これが主役なんだよ」ということを誰にでもわかるように見せられるように考えてみることですね。
もう極論言うと、デスクの上から物を全て取ってしまって、その中に一つだけを置きます。
このフレームという枠の中に入れると、もう明らかに「主人公はこれ」ってわかるじゃないですか。
情報が多すぎる場合は、余計なものを省いて主役を際立たせることも大事なんです。
これなら本業の休憩時間にもできますよね。
このように視点を変えるだけで普段の生活の中で目に映るもの全てが撮影の素材になり得ます。
日常をどうカメラスキルに活かすか。
そしてその小さな積み重ねが副業としての成功の鍵となるんです。
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日常生活で見るべきポイント
日常生活をいかにカメラに役立てるか、という視点の大切さはお伝えしたとおりです。
では実際に私も実践している日常生活をカメラスキルアップに役立てるために必要なポイントをお伝えしますね。
結論、歩いている時に目が自然に惹かれるものがあれば、なぜそれに注目したのかを考えること。
これが重要になってきます。
その後、その対象に当たる光と影のバランスを見ることが大切です。
例えば、強い光と影のコントラストではなく、柔らかい光から影にかけてのなだらかなグラデーションが美しいと感じられるんですよ。
明るいところから暗いところへの移行が滑らかであれば、人間の目にも心地よく映ります。
他にも、夏場などの日差しが強いときというのは、陰影がはっきりと強いということにも気づけます。
実際にこれを人工的に作ろうと思うと、超強力な光源を使って当てられた時に明るいところと暗いところがはっきりしていくように仕上げます。
明暗が強く、コントラストとして白黒はっきりしてる。
でもそうじゃなくて、秋とか夕方頃になると、強い光じゃなく弱い光になって、そこからなだらかに影が落ちていく。
明るいところから影に落ちていくというところを見ると、それが人間の目にも美しいと感じられる。
カメラを手に持ってフレームを意識するだけでも、日常が練習の場になります。
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クライアントコミュニケーションのコツは「喜ばせること」
日常生活活かす考え方、いかがだったでしょうか?
これなら本業中であっても、ちょっと意識するだけで実践的なスキルが身についていきます。
続いては、実際に案件を獲得した後のクライアントとのコミュニケーションの方法について紹介しますね。
副業としてカメラマンを行う上で、クライアントとの関わりは必須です。
しかし、だからこそクライアントとのやり取りが不安だという方もいるでしょう。
そんな方にお伝えしたいのは、まずは、撮影技術よりも「相手を喜ばせること」が重要だということです。
喜んでもらう気持ちがあれば、技術がまだ足りなくても伝わります。
これは私が直接教えているカメラマンの方々とも共通して言えるのですが、コミュニケーションスキルが高い方が確実に成功しやすいですね。
カメラマンとしては、相手を喜ばせることを意識するだけで、技術に関係なく報酬が得られることが多いです。
また、趣味でカメラを始めた方が副業としてカメラマンを目指しているという方が多いんですが、大半の人たちというのは、例えば自分が写真を撮りました。
その写真を見てくれた家族や友人が喜んでくれた。
その姿を見て幸福感を感じる。
そういった繰り返しで自己肯定感が上がって、それを収入にしたいと思われる方が多いんだと思います。
でも、それって結局のところ、人を喜ばせるということなんですよね。
撮っている対象が物であれ、人物であれ、最終的にはそのクライアントをどれだけ喜ばせられるか。
つまり、ビジネス以前に人を喜ばせることを意識するというのが、一番大事なことです。
その時に、相手にリラックスしてもらったり、自然な魅力を引き出すための会話やコミュニケーションが重要ですね。
私が人物撮影をするときに意識しているポイントを簡単にお伝えすると、
まずモデルさんのどの角度が一番美しく見えるかを意識します。
人によって、右と左で顔の形が違ったりしますので、まずそれを確認。
それを元に、最も魅力的に見える角度で撮影します。
モデルさんに真っすぐ立ってもらって、動かないようにお願いし、僕がその顔の角度をチェックします。
そこで、正面から見た時、少し下から見た方がいいのか、上から見た方がいいのかを確認しながら、最も良い角度を探ります。
その後、モデルさんにもいくつか写真を見せて、どの角度が一番いいかを確認してもらいます。
それによって、撮影者とモデルさんの認識が一致することが大事です。
これもモデルさんに喜んでもらうことを前提として考えていくことが一番大事ですね。
撮影スキルも大事ですが、相手に喜んでもらうことを意識したコミュニケーションをとっていくことを忘れないでください。
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副業カメラマンにおすすめな案件
続いては、副業カメラマンにおすすめな案件について説明していきますね。
まずは時間でいえば大体1案件あたり初心者であれば1時間ぐらいを見ておくといいかなと思います。
例えば、1時間のアイコン撮影などで、報酬が3000円からスタートというケースもあります。
僕の経験ですが、特に大きな案件で言うと例えば、1時間以内で終わる案件で、1万円の報酬が発生するというものもあります。
時給換算すると3万円の案件ですね。
僕の場合、1日に4件の撮影を行ったこともあります。
4件撮影して1件1万円だと、4万円になりますし単純に計算しても、かなり良い収入になります。
このように人物撮影は単価が高い傾向にあり、副業としてはおすすめですが人物撮影は副業の最初のステップに過ぎません。
本当に儲かるのは、例えばホットペッパーなどの企業向けの写真撮影です。
定期的に写真を更新したいという依頼も多く、安定して仕事が入ってきます。
企業との定期的な案件を確保することができれば、非常に強いですね。
そうすることで、レギュラーの仕事として、安定した収入を得ることが可能です。
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カメラマンの副業のステップアップ
最後に、副業カメラマンとしてどうステップアップしていくか、について解説していきます。
先ほどもお伝えしたとおり、企業さんと案件を結ぶことが最も安定的に収入を得ることにつながるので、ステップアップを積み重ねることは重要なんです。
ステップアップした先の案件で言うと、例えば、不動産会社向けに物件の周辺施設の撮影を行う案件もあります。
アシスタントも1日で50枚撮影したりしていましたので、単純計算で500円×50枚=2万5000円の報酬になります。
これも隙間時間にできる仕事ですね。
このように、隙間時間を有効活用しもっと案件を広げようとしたときに、やはりカメラ機材もレベルアップしていく必要があります。
カメラのボディは消耗品なので価値が下がっていきますが、レンズは資産性が高いのでもし副業ができなくなってしまった、という場合でも中古のレンズを買って、それを数年後に売却した時に、購入価格より高く売れることもあります。
例えば、メーカーが値上げしたことで、中古市場でも価格が上がることがあります。
なので、レンズは大切に使いながら、仕事で活用すれば資産としての価値も上がりますし、ビジネスの道具としても非常に役立ちます。
カメラを持つことで仕事が生まれ、しかもそのカメラ自体が資産になる。
まさに一石二鳥の仕事ですね。
例えば、特定の案件で「このレンズが必要です」と言われたら、そのためにレンズを買えば、その仕事をこなすことでレンズ代を回収できる上、さらに仕事も増えますからね。
カメラマンという仕事には、こんなに多くの可能性があるんですね。
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最後に 副業カメラマンになりたい方へ
まず、副業としてカメラマンになりたいと思っている方へですが、最初は人物撮影から始めて、次に企業案件に進むことを目指してほしいと思います。
企業との提携を増やせば、定期的に仕事が入ってきて安定します。
また、カメラマンとして必要なスキルは、センスではなく、顧客のニーズに応える能力です。
このポイントさえ押さえれば、初心者でも十分に成功することができます。
そして、プロカメラマンとしてすでに活動している方に向けてもアドバイスですが、人物撮影以外の案件を獲得することを目指してほしいです。
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