【写真初心者必見】カメラ撮影で「歪みが出ている」と言われた！？原因と対処法をプロカメラマンが徹底解説！

こんにちは！今回は「カメラで歪みが出ている」と言われたときの原因と対処法について、詳しく解説していこうと思います。

実は以前、私が撮った写真について「歪みが出ている」と指摘されたんですが、正直なところ、何を言われているのか全く分からなかったんです。

「歪み」って言われても、写真は平面だし、何がどう歪んでいるのかさっぱり…。

というわけで、今回はその「歪み」について詳しく説明していきます。

写真好きな方、カメラ初心者の方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね！

YouTubeでも解説しています

レンズの「歪み」って何？

まず、カメラのレンズにおける「歪み」とは、撮影した写真が実際の風景や被写体と比べて形が変わって見える現象のことです。

特に広角レンズで撮った写真に多いんですが、これはレンズの設計上避けられないものなんですね。

例えば、風船が膨らむ様子をイメージしてみてください。

風船の真ん中は比較的水平だけど、周囲は引っ張られて広がっていますよね。

写真も同じで、平面なのに広角レンズを使うと周囲が引き延ばされたように見えてしまいます。

これが「樽型の歪み」です。

樽型の歪みの具体例

樽型の歪みは特に建築写真で目立ちやすいんです。

例えば、ビルや柱を撮ったときに、垂直なはずの線が外側に向かって曲がって見えることがあります。

これ、広角レンズの特性上どうしても避けられないんです。

広角レンズはより広い範囲を一度に撮影できる反面、周辺部分が引き伸ばされやすくなってしまいます。

実際、私も広角レンズを使って建築写真や風景写真を撮ることが多いんですが、撮影後は必ずLightroomなどの編集ソフトで歪み補正をしていますね。

さらに、人物を撮るときも広角レンズは注意が必要です。

例えば、顔に近づけて撮ると鼻が大きく見えたり、頭が広がって見えたりしますよね。

これも広角レンズ特有の歪みの影響です。

この場合は、少し離れてズームして撮るか、望遠レンズを使うと自然に見えます。

どうして歪みは起こるのか？仕組みを紹介

じゃあ、なんでこんな歪みが起こるのか？

その理由はレンズの形と構造にあります。

レンズは基本的に球面をベースにして作られているので、光がレンズを通るときにどうしても湾曲が発生してしまいます。

特に広角レンズは、画角が広い分だけ、光の入射角が急になります。

その結果、周辺部分に行くほど光が引き伸ばされてしまい、これが「樽型の歪み」として現れるわけです。

レンズの種類と歪みの関係

さらに詳しい内容は下記をチェックしてください。

「糸巻型の歪み」って何？仕組みと使い方

糸巻型の歪みは主に望遠レンズで起こります。

写真の中央がキュッと引き締まって、周辺が少し内側に巻き込まれるような感じになります。

砂時計のような形をイメージすると分かりやすいです。

例えば、ポートレート撮影でモデルさんをよりスマートに見せたいときには、この糸巻型の歪みが役立ちます。

望遠レンズで少し離れた位置から撮影すると、顔がスッと引き締まって見えるので、自然に細く見える。

実際にモデル撮影やウェディングフォトなどでは、このテクニックがよく使われています。

さらに詳しい内容に関しては下記をチェックしておきましょう。

歪みを抑えて撮影するコツ

水平と垂直を意識する

まず大事なのは、カメラを対象物に対してきちんと90°で向けることです。

特に建物を撮影するときに少しでもカメラが斜めになると、垂直の線が曲がって見えてしまいます。

最近のカメラやスマホには、水平をガイドしてくれる機能もあるので、それを活用するといいでしょう。

三脚の活用

三脚を使えばカメラを固定できるので、水平垂直をきっちり保てます。

特に夜景や長時間露光では、手ブレが歪みを強調してしまうので、三脚は必須です。

撮影後の歪み補正

Lightroomなどの編集ソフトには、「ジオメトリ」という歪み補正の機能があります。

特に「A」と書かれたオートボタンを押すだけで、ほとんどの歪みは簡単に補正できる。

例えば、建築写真なんかで100枚以上撮ったときでも、一括で補正できるので非常に便利です。

私も仕事で建築写真を撮るときは、この機能を必ず使っています。

詳細に関しては、下記をチェックしておきましょう。

まとめ｜歪みを理解してさらに撮影スキルを高めていこう

歪みは完全に防ぐことは難しいですが、ちょっとした工夫で目立たなくすることは可能です。

ぜひ今回紹介した方法を試してみて、もっと綺麗な写真を撮ってくださいね！